新たに中古不動産売買領域へ参入、未来型不動産サービス「IESHIL(イエシル)」(β版)スタート
株式会社リブセンス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:村上太一、東証一部:6054)は、本日より、新たに未来型不動産サービス「IESHIL(イエシル)」(β版)の提供を開始し、中古不動産売買領域へ事業拡大してまいります。
リブセンスは、求人情報サイトに加え、2010年より成功報酬型の不動産賃貸情報サイト「door賃貸」を運営しており、これまで周辺事業となる不動産売買領域への展開を検討してまいりました。
日本の総住宅数は、2013年10月現在6,063万戸あり、その数は毎年総世帯数を上回るペースで増加し空き家率も上昇を続けております(※1)。一方で、日本の中古住宅流通シェア(全住宅流通量に占める中古住宅の流通量)は2013年時点で14.7%に留まり、欧米諸国と比べて1/6程度と低水準にあります(※2)。こうした背景から、中古不動産流通市場の可視化・活性化に繋がる物件情報の整備・公開や、新たな不動産仲介サービスが求められております。
リブセンスでは、このような社会的課題の解決に向け、本日より、新たに未来型不動産サービス「IESHIL(イエシル)」(β版)の提供を開始し、中古不動産売買領域へ事業拡大してまいります。
IESHILでは、不動産物件価格のリアルタイム査定(特許出願中)や、物件に関する利便性・治安・地盤情報など8項目のレイティングデータ公開、中古不動産物件の売買仲介サービス提供といった大きく3つのサービス提供を予定しております。
本日より提供開始する不動産物件価格の“リアルタイム査定”においては、約3,000万件にのぼる売買・賃貸履歴などのビッグデータを活用し、各物件の価格推移を明示するとともに、市場価値をリアルタイム査定することで、売買判断に必要な情報を必要な時に見られるようになります。今回、β版として東京23区内のマンション物件を対象に先行リリースし、今後、都市部の物件へ対象を拡大させてまいります。なお、IESHIL独自の価格査定エンジンやサービスの開発に当たっては、不動産や地勢情報の評価を専門とする業界有識者の方々(※3)にご協力いただき、公平で客観的な情報提供に努めております。
また、物件関連情報のレイティングデータ公開や不動産仲介サービスの提供につきましては、今年中を目処に提供開始する予定です。
リブセンスは、設立以来様々なインターネットサービスを手掛けてきた開発ノウハウと、後発参入ならではのメリットを活かし、公平性を徹底追求した不動産流通プラットフォームを創造することで、中古不動産売買市場の“可視化”と“活性化“を実現してまいります。
※1:出所 総務省統計局「平成25年住宅・土地統計調査」
※2:出所 国土交通省「中古不動産流通市場の活性化に向けた施策の展開について」
※3:麗澤大学 清水千弘研究室の研究成果を参考にさせていただくと共に、多くの不動産や地勢情報の評価を専門とする方々の協力の下で、サービスの開発を行っております。